こんにちは。cele-bra.com 運営者の「リナ」です。
高級時計の世界って本当に奥深いですよね。その中でもIWC（インターナショナル・ウォッチ・カンパニー）は、クラシックで知的なイメージがあって、私もずっと憧れているブランドの一つです。
でも、いざ購入を検討し始めると、「IWC 買ってはいけない」という気になる検索キーワードが出てきて、急に不安になったりしませんか？
「もしかして資産価値が低くて後悔する？」「デザインがダサいって本当？」「故障が多いとか、汎用ムーブメントを使ってるって聞いたけど…」など、高価な買い物だからこそ、ネガティブな情報は気になってしまいますよね。
この記事では、「IWC 買ってはいけない」と検索してしまう背景にある具体的な懸念点を一つひとつチェックしながら、IWCの本当の魅力や、購入前に知っておくべきポイントを、私なりの視点でまとめてみました。
- 「買ってはいけない」と言われる4つの主な理由
- IWCの資産価値（リセール）に関する現実
- モデル別（ポートフィノ、ポルトギーゼなど）の後悔ポイント
- IWCが「一生モノ」と言われる本当の理由
「IWC 買ってはいけない」4つの理由
「IWC 買ってはいけない」というキーワードの裏には、大きく分けて4つの具体的な懸念が隠れていることが多いかなと思います。まずは、その理由が本当に「買ってはいけない」決定的なデメリットなのか、一つずつ見ていきましょう。
資産価値（リセール）は低いのか？
「IWC 買ってはいけない」と検索する方が一番気にしているのが、資産価値（リセールバリュー）かもしれませんね。
確かに、ロレックスの一部モデルのように「買ってすぐに値段が上がる」といった投機的な価値を期待する場合、IWCは正直なところ、その期待に応えられるブランドではないと思います。
実際のデータを見ても、モデルにもよりますが、換金率は50%前後になることが多いようです。これは、IWCが短期的な「投資」や「投機」の対象ではないことをはっきり示していますね。
注意点：リセール目的の購入は非推奨
IWCは、ロレックスのようなリセールバリューを最優先する人には向いていません。「買って損をしたくない」という気持ちも分かりますが、IWCの価値はそこではない、と私は思います。
ただ、時計市場全体が高騰している影響もあって、中古市場での需要は堅調で、リセールバリューも以前より改善傾向にはあるみたいです。IWCの価値は、短期的な換金率よりも、長く愛用する中での「使用価値」にあるんだと思います。
IWCはダサい？デザイン哲学の真相
次に、「IWC ダサい」というキーワード。これは、IWCがロレックスやオメガほど「誰でも知っている」ブランドではないことが原因かもしれません。
時計に詳しくない人から見ると、その価値が瞬時に伝わりにくく、「地味」とか「普通」に見えてしまう…。それが「ダサい」という評価につながっている可能性があります。
でも、IWCのデザイン哲学は「必要なものだけを残し、余計なものは削ぎ落す」という、ドイツの「質実剛健」な精神に基づいています。これって、すごくカッコよくないですか？
派手さはないけれど、流行に左右されない普遍的な美しさ。スーツスタイルにぴったり合う知的な雰囲気。これこそがIWCの魅力であり、「紳士の時計」「通好み」と言われる理由なんだと思います。
「ダサい」のではなく、機能美を追求した「ミニマリズム」と評価するのが正しいかなと、私は感じています。
故障が多い？IWCの信頼性を分析
「IWC 故障 多い」というのも不安になりますよね。でも、よく調べてみると、機械式時計が止まったり遅れたりする原因のほとんどは、「ゼンマイの巻き上げ不足」や「磁気帯び」、「定期的なオーバーホールの不足」だったりします。
これって、実はIWCに特有の問題ではなく、すべての機械式時計に共通する運用上の注意点なんです。
むしろIWCは、スイスブランドでありながらドイツ的な「質実剛健」なモノづくりを大切にしていて、とても厳しい社内規格のテストをクリアしたものだけが製品化されています。
「故障が多い」というイメージとは逆に、「強度・実用性重視」で、長く愛用できる信頼性の高いブランドというのが実態に近いと思います。
汎用ムーブメントは懸念点か
これは少しマニアックな話になりますが、「IWCは価格の割に汎用ムーブメント（他社製のムーブメント）を使っている」という批判も、「買ってはいけない」と言われる理由の一つです。
確かに、過去のモデル（例えば「インヂュニア」の一部など）では、ETA社やセリタ社製のムーブメントをベースにしたものを搭載していた事実があります。（※現在は自社製ムーブメントへの移行が進んでいます）
「この価格帯なら完全自社製（マニュファクチュール）であるべきだ！」という時計愛好家の気持ちも、すごく分かります。
でも、ここでもIWCらしさが出ているなと思うのは、他社製ムーブメントをそのまま使っているわけではない、という点です。
IWCの厳格な「独自規格」
IWCは、汎用ムーブメントが持つ「安定性」や「メンテナンスのしやすさ」という実用的なメリットを活かしつつ、そこに独自の厳しい改良と品質基準（スイス公認クロノメーター規格を超えるとも言われています）を課しています。
ムーブメントの「出自」にこだわるか、それとも「品質基準」の厳格さを取るか。IWCは後者を重視する、とても合理的なブランドなんですね。
ポートフィノで後悔するケース
IWCのエントリーモデルとしても人気の高い「ポートフィノ」。その魅力は、なんといっても「永遠のクラシック」と言われるほどの、洗練されたシンプルさとドレッシーさです。
私も初めて見たとき、その美しさにうっとりしました…。
ただ、その「極限までのシンプルさ」が、購入後に「後悔」につながる可能性もあります。使い続けるうちに、「ちょっと地味すぎたかも…」「思ったより物足りない」と感じてしまうケースです。
時計にしっかりとした個性や存在感を求める人にとっては、ポートフィノのシンプルさが裏目に出てしまうかもしれないので、注意が必要ですね。
IWC 買ってはいけない人の特徴とは
ここまで見てきたように、「買ってはいけない」と言われる理由には、事実誤認や価値観の違いも多く含まれていました。では、それを踏まえて、本当にIWCの購入を慎重に検討した方がいい人、そして逆にIWCがピッタリな人はどんな人なんでしょうか。
ポルトギーゼで後悔しないために
IWCの「顔」とも言える、大人気の「ポルトギーゼ」。知的なデザインは本当に素敵ですよね。1939年からほとんどデザインが変わっていないという普遍性も魅力です。
ただ、ポルトギーゼで「後悔」しないために知っておきたいのは、クラシックなドレスウォッチ寄りだという点。
ポルトギーゼの注意点
- 防水性: 日常生活防水（3気圧など）のモデルが多く、水仕事やタフな環境には向きません。
- ケースサイズ: デザインはクラシックですが、ケースサイズは意外と大きいモデルも。手首が細い人は、必ず試着してバランスを確認するのがおすすめです。
パイロットウォッチの後悔ポイント
軍用時計をルーツに持つ「パイロット・ウォッチ」シリーズ。視認性の高さとタフな設計思想が魅力で、カジュアルスタイルにもバッチリ合います。
このモデルの「後悔」ポイントは、その魅力の裏返しである「デザインの武骨さ」です。
ツール感が非常に強いので、エレガントなスーツスタイルやフォーマルな場には、ミスマッチになってしまう可能性があります。「思ったより合わせる服を選ぶ…」と感じるかもしれませんね。
インヂュニアの評価とムーブメント
先ほども少し触れましたが、「インヂュニア」は過去に汎用ムーブメントを搭載していたことから、時計愛好家の間で賛否が分かれることがあるモデルです。
もちろん、IWCの厳格な基準で改良されているので品質に問題はないと思いますが、「ムーブメントは100%自社製じゃなきゃ嫌だ！」という強いこだわりがある人にとっては、満足できない（＝後悔する）ポイントになるかもしれません。
（ちなみに、現行モデルの多くは自社製ムーブメントを搭載するように切り替わっています！）
「永久修理」と維持費の実態
私がIWCを「一生モノ」として素晴らしいと思う最大の理由が、「永久修理」の制度です。
多くのブランドでは、生産終了から数十年経つとパーツがなくなり、修理ができなくなってしまいます。でもIWCは、「廃盤になったモデルでも永久に修理を受け付ける」という体制を整えているんです！
これって、通常はパテック・フィリップのような「雲上ブランド」が提供するレベルのサービス。自社製品に対する責任感と職人気質が本当にすごいなと思います。
もちろん、その分、維持費（オーバーホール）はかかります。目安としては、機械式時計で約80,000円（税込）から、期間は1ヶ月〜1ヶ月半ほど見ておくと良いようです。
注意：費用はあくまで目安です
メンテナンス費用は、時計の状態やモデル、修理内容によって大きく変わる可能性があります。あくまで一般的な目安として捉え、正確な情報はIWCの正規ブティックや公式サイトでご確認ください。
一生モノとしてIWCを選ぶ人
ここまでをまとめると、IWCを買うべき人、つまり長期的に満足度が高いのは、こんな価値観を持つ人かなと思います。
IWCがおすすめな人
- 「永久修理」制度に魅力を感じ、一つの時計を一生モノとして大切に使いたい人。
- 華美な装飾よりも、IWCの「質実剛健」な機能美や信頼性に価値を見出せる人。
- 流行に左右されず、スーツや革製品と調和する知的で落ち着いたデザインを好む人。
結論：IWC 買ってはいけないのか
「IWC 買ってはいけない」というキーワードを深掘りしてきましたが、私の結論としては、「買ってはいけない」のはごく一部の人、という印象です。
具体的には、
- 時計に短期的な「投資」や「資産価値」を最優先する人
- 「誰でも知っている」分かりやすいステータスシンボルを求める人
この2点に当てはまる人は、IWCを選ぶと「後悔」してしまう可能性が高いので、買ってはいけないかもしれません。
でも、もしあなたが「流行り廃りに関係なく、本当に良いものを長く愛用したい」と考えているなら、IWCは最高のパートナーになってくれるブランドだと、私は強く思います。