こんにちは。cele-bra.com、運営者の「リナ」です。
憧れの高級時計であるブライトリングの購入を検討しているけれど、ネット上で見かける後悔したという声やネガティブな評判が気になって迷っていませんか。
決して安くない買い物だからこそ、資産価値やリセールバリューの低さを心配したり、維持費や並行差別の問題で損をしたくないと考えるのは当然のことです。
また、デザインがダサいと言われる理由やデカ厚な時計の装着感についても、購入前にしっかりと理解しておきたいポイントですよね。
- ブライトリングを購入後に後悔してしまう「経済的・物理的・心理的」な具体的な原因
- 日本国内で購入する場合に避けては通れない「並行差別」とメンテナンス費用の全貌
- 「デカ厚」と呼ばれる独特のサイズ感が日常生活に及ぼす影響と装着感のリアル
- 後悔せず長く愛用するために知っておくべきモデル選びや購入場所の判断基準
ブライトリングを買って後悔する主な原因と理由
「プロフェッショナルのための計器」として多くのファンを持つブライトリングですが、一方で「買って失敗した」と感じてしまうユーザーがいるのも事実です。なぜ購入後に後悔してしまうのか、その背景には資産価値への過度な期待や、維持費の仕組みへの理解不足、そして独特な装着感などが複雑に絡み合っています。まずは、多くの人が陥りがちな後悔のパターンを詳しく見ていきましょう。
リセールバリューや資産価値が低い現実
高級時計を購入する際、「将来高く売れるかもしれない」という淡い期待を抱くことは珍しくありません。特に近年はロレックスなどの一部ブランドが投機的な値動きを見せているため、ブライトリングにも同様の資産価値を期待してしまう方が多いようです。
しかし、残念ながら現実をお伝えすると、ブライトリングのリセールバリュー(換金率)は決して高くありません。新品で購入してすぐに売却しようとすると、モデルによっては定価の半値以下になってしまうことも珍しくないのです。
なぜリセールが低いのか? ロレックスのように「買いたくても買えない」という供給不足の状態ではなく、ブライトリングは正規店や並行店で比較的いつでも購入可能です。供給が安定していることは買いやすさというメリットでもありますが、二次流通市場における希少性を薄れさせ、価格が上がりにくい要因にもなっています。
特に、「使った後に買った値段以上で売れる」というような体験談をネットで見かけて期待していると、実際の査定額を見たときに大きなショックを受けることになります。ブライトリングは「投資」ではなく、あくまで車や家電と同じ「消費財」として、使うこと自体に価値を見出すのが精神衛生上も健全かなと思います。
並行差別による維持費やオーバーホール代の高騰
日本国内でブライトリングを持つ上で、絶対に知っておかなければならないのが「並行差別」と呼ばれる独自のメンテナンス料金体系です。
ブライトリング・ジャパンでは、国内の正規販売店で購入したユーザーを「クラブ・ブライトリング」の会員として優遇し、メンテナンス費用を特別価格で提供しています。一方で、並行輸入店や海外で購入した時計、あるいは中古で購入してオーナー登録が引き継がれなかった時計については、「標準価格」が適用されます。
| サービス項目 | 正規会員価格 | 標準価格(並行・中古) |
|---|---|---|
| メンテナンス | ¥22,000 | ¥44,000 |
| オーバーホール | ¥79,200 | ¥158,400 |
このように、購入経路が違うだけでメンテナンス費用に2倍もの差がついてしまうんです。オーバーホールは数年に一度必ず必要になるものですが、そのたびに数万円から十数万円の差額が発生するのは痛いですよね。
「安く買えた」という落とし穴 並行輸入店で定価より安く買えたと喜んでいても、10年、20年と使い続ける中での維持費(ランニングコスト)を計算すると、結局高くついてしまうケースが多々あります。これを知らずに購入し、初めての修理見積もりを見て後悔するパターンが非常に多いです。
ダサいという評判やイメージの真相
ネット検索で「ブライトリング」と打つと、「ダサい」や「成金」といったネガティブなワードが出てくることがあり、不安になる方もいるかもしれません。
この評判の背景には、ブライトリング特有のデザインコードがあります。多くのモデルで採用されているポリッシュ(鏡面)仕上げは、光を強く反射して「ギラギラ」とした印象を与えがちです。これが日本のビジネスシーンや控えめなファッションを好む層からは、「派手すぎる」「TPOに合わない」と受け取られることがあるんですね。
また、ブランドの象徴でもあった「翼のロゴ(ウィングロゴ)」が近年のモデルチェンジで廃止され、シンプルな「Bロゴ」に変わったことについても、古くからのファンを中心に賛否両論があります。「前のロゴの方がカッコよかった」「今のデザインはブライトリングらしくない」という声も聞かれます。
とはいえ、デザインの好みは人それぞれです。「ダサい」というのはあくまで一部の主観であり、その圧倒的な存在感や緻密な計器としての顔に惹かれるファンも世界中に沢山います。
デカ厚による重さや装着感への不満
ブライトリングの時計は「デカ厚」と形容されることが多く、その物理的なサイズ感が日常生活でのストレスになることがあります。
例えば、人気モデルのクロノマットなどはケースの厚みが15mmを超えることがあり、一般的なダイバーズウォッチよりも分厚い設計になっています。これだけ厚みがあると、ビジネスシャツの袖口(カフス)に収まらないという問題が頻発します。スーツスタイルで時計が袖に引っかかってしまうのは、意外と大きなストレスになるんですよね。
重量の目安 ステンレスブレスレットのモデルでは、総重量が180g〜200g近くになることもあります。これは500mlペットボトルの半分近い重さを常に手首にぶら下げているような感覚です。
購入時の試着ではその重厚感が「頼もしい」と感じられても、一日中デスクワークでキーボードを叩いたりしていると、「重くて疲れる」「邪魔だな」と感じてしまう。その結果、着用頻度が減ってタンスの肥やしになってしまう…というのも、よくある後悔の一つです。
すぐ止まる故障リスクと品質への不安
「プロのための計器」というキャッチコピーから、どんな環境でも壊れないタフな時計を想像しがちですが、機械式時計としての繊細さは他の高級ブランドと同様に持っています。
特に自社製ムーブメント「キャリバー01(B01)」は高性能なクロノグラフとして評価が高い一方で、磁気帯びに弱いという弱点も指摘されています。現代の生活にはスマートフォンやパソコンなど、強力な磁気を発する製品が溢れています。これらに近づけすぎると精度が狂ってしまったり、止まってしまったりすることがあります。
また、代表モデルである「ナビタイマー」は、回転計算尺という特殊な構造上、防水性能が3気圧(30m)程度に留まるモデルが多いです。これは実質的に「日常生活防水」レベルで、水仕事や激しい雨、汗には強くありません。「パイロットウォッチだからタフだろう」と思い込んで水回りでガンガン使ってしまい、内部に湿気が入って高額な修理費がかかった、というトラブルも少なくありません。
ブライトリングで後悔しないための対策と選び方
ここまでネガティブな要素ばかりをお話ししてきましたが、それでもなおブライトリングには唯一無二の魅力があります。重要なのは、リスクやデメリットを正しく理解した上で購入することです。ここからは、買ってから後悔しないために、購入前にチェックすべきポイントや心構えについてお話しします。
正規店と並行輸入の違いを正しく理解する
先ほど「並行差別」について触れましたが、これを踏まえると、日本国内でブライトリングを長く愛用するつもりなら、基本的には正規販売店で購入することを強くおすすめします。
「クラブ・ブライトリング」に入会してメンテナンス費用を抑えることは、長期的な保有コストを下げるための最も確実な方法です。目先の価格差で並行輸入品を選ぶと、将来のオーバーホール代でその差額以上の出費を強いられる可能性が高いからです。
中古で購入する場合 予算の都合などで中古品や並行品を選ぶ場合は、「オーバーホール済み」の個体を選ぶか、信頼できる民間の修理業者を見つけておくなどの対策が必要です。ただし、自社ムーブメント搭載モデルは部品供給の観点から民間修理が難しい場合もあるので注意が必要です。
寿命を延ばすための適切なメンテナンス
機械式時計は、3〜5年に一度の定期的なオーバーホールが必須です。これを怠ると部品の摩耗が進み、結果的に修理代が高くついてしまいます。
また、日々の取り扱いにおいても、磁気を発するもの(スマホ、PC、バッグのマグネット留め具など)から5cm以上離す習慣をつけるだけで、トラブルの多くは回避できます。もし磁気を帯びてしまっても、正規店などで「磁気抜き」を行えばすぐに直りますので、あまり神経質になりすぎる必要はありません。
ナビタイマーなどの防水性が低いモデルを持つ場合は、雨の日や夏場の使用には特に気を使うなど、その時計のスペックに合わせた付き合い方をしてあげることが、寿命を延ばす秘訣です。
自分の年齢層に合うモデルの選び方
後悔しないためには、自分のライフスタイルや体格に合ったモデルを選ぶことが何より大切です。
例えば、水回りでの使用が多い方や、タフに使いたい方には、繊細なナビタイマーよりも防水性能が高い「スーパーオーシャン」や「アベンジャー」の方が満足度は高いでしょう。また、手首が細めの方や、スーツスタイルメインの方は、ケース径を42mm以下に抑えたモデルや、比較的薄型のモデルを探してみるのも良い選択です。
カタログのスペックだけでなく、必ず実機を試着して、「全身鏡で見たときのバランス」や「袖口への収まり具合」を確認してくださいね。手首だけで見るのと、全身で見るのとでは印象が随分違いますよ。
他ブランドにはない独自の魅力と価値
色々と厳しいことも書きましたが、ブライトリングにはそれを補って余りある魅力があります。
ロレックスやオメガは素晴らしい時計ですが、街中でどうしても他人と被ってしまいがちです。その点、ブライトリングを選ぶということは、「あえて王道を外し、自分のこだわりを貫く」という強い意思表示にもなります。その圧倒的な存在感や、航空時計としてのロマンあふれる歴史は、所有する本人にしか味わえない深い満足感を与えてくれます。
「リセールが悪い」というのは、裏を返せば「投機目的の人が少なく、純粋に時計が好きな人が持っている」という証でもあります。本当にそのデザインや機能に惚れ込んで買うのであれば、資産価値などは些細な問題になるはずです。
ブライトリング購入で後悔しないための総括
最後にまとめとなりますが、ブライトリングを買って後悔しないためには、「資産価値」よりも「使用価値」を重視することが大切です。
- 資産として見ない:売る時の値段を気にせず、使い倒すつもりで買う。
- 維持費を計算に入れる:正規店で購入し、メンテナンス費用の優遇を受ける。
- 物理的な相性を確認する:重さや厚みが自分の生活スタイルに許容できるか試着でチェックする。
これらをクリアできれば、ブライトリングはあなたの腕元で最高のパートナーになってくれるでしょう。ネガティブな情報に惑わされすぎず、ご自身が「カッコいい!」と心から思える一本に出会えることを応援しています。
※本記事の情報は執筆時点のものであり、価格やサービス内容は変更される場合があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、資産価値に関する記述は一般的な傾向を示したものであり、将来の価値を保証するものではありません。
