こんにちは。cele-bra.com、運営者の「リナ」です。
ロレックス正規店に通っても、いつも「在庫がありません」と言われて、「ロレックス 在庫ない 嘘」なんじゃないかって疑っていませんか?
店員さんが「在庫を確認します」と言って奥に下がるのに結局「ない」と言われると、本当に客を選んでいるんじゃないか、デイトジャストならあるのに人気モデルは隠してるんじゃないか、なんて思っちゃいますよね。
ロレックスマラソンを頑張っているのに、SNSでは買えたという報告も見かけます。本当のところ、なぜ在庫がないのか、実際の入荷本数はどれくらいなのか、気になっている方は多いと思います。
この記事では、そんな「在庫ない」と言われる背景にある正規店の事情や、購入のための戦略について、私の視点でまとめてみました。
- 「在庫ない」が嘘だと感じる心理的な背景
- 正規店が「客を選ぶ」と言われる本当の理由
- データで見る圧倒的な供給不足の実態
- 厳格化する購入制限と今後の購入戦略
「ロレックス 在庫ない 嘘」と感じる理由
ロレックスのお店に行って「在庫がない」と言われ続けると、「本当は隠してるんじゃないの?」って思っちゃいますよね。ここでは、私たちが「嘘だ」と感じてしまう理由と、お店側の事情について、ちょっと深く見ていきたいと思います。
「在庫を確認します」の真意とは
お店で「〇〇ありますか?」って聞くと、店員さんが「少々お待ちください。在庫を確認してまいります」ってバックヤードに行くこと、多いですよね。これ、ちょっと期待しちゃいませんか?
でも、大抵は「あいにく在庫を切らしておりまして…」という結果に。これが続くと、「どうせ無いくせに、確認するフリしてるだけ?」とか「身なりで判断してる?」って疑いたくなっちゃいます。
ただ、これって必ずしも在庫隠しを意味するわけじゃないみたいなんです。高級ブランドの接客として、お客様からの問い合わせに即「ありません」と答えるのは、あまり印象が良くないですよね。
たとえ在庫がないと分かっていても、一度確認するプロセスを踏むことで、「きちんと調べてくれた」という納得感を持ってもらうための、接客上の配慮という側面が強いようです。
皮肉なことに、その配慮が私たちの「もしかしてあるかも?」という期待を煽って、結果的に「嘘をつかれた」みたいに感じさせてしまう原因の一つになっているのかもしれませんね。
正規店が「客を選ぶ」のは本当か
「ロレックスは客を選ぶ」って噂、よく聞きますよね。いわゆる「上顧客」にはバックヤードからこっそり出して、一般客には「在庫がない」と言っている…そんなイメージです。
ロレックス本社は2021年に「意図的な在庫管理や不公平な販売はしていない」という公式声明を出して、これを明確に否定しています。品薄は、単純に「需要に供給が追いついていない」からだと説明してるんですね。
でも、現場である正規店の感覚は、ちょっと違うみたいです。
彼らが「選んでいる」のは、「富裕層かどうか」というよりは「転売目的ではないか」という点です。正規店が一番恐れているのは、定価で売った時計がすぐに中古市場で高値で売られること。これはブランドの価値をコントロールできなくなる、すごく嫌なことなんです。
正規店の本音
ごく稀に入荷する人気モデルは、転売リスクのある不特定多数の人が見るショーケースには並べません。その前に、ブランドを本当に理解していて、転売しないと「信頼」できる既存のお客様に優先的に案内されるのが実情のようです。
だから、「一般客である私」がお店に行った時点で、「あなたに販売できる在庫がない」のは、ある意味「本当のこと」なんですね。これが「嘘」だと感じるカラクリかなと思います。
転売対策としての販売戦略
正規店が「転売しない客」を選ぶのは、ブランドを守るための防衛戦略なんですね。特に日本は、中古・並行輸入の市場がすごく発達していて、個人の転売も活発です。
定価で買ったものが、数日後に倍以上の値段で売られている…なんて状況は、ブランド側からしたらたまったものじゃないですよね。
この「不適切な状態」をなんとかするために、ロレックス日本法人は、世界でも特に厳しい「購入制限」という独自のルールを導入しました。これが、私たちの購入をさらに難しくしている要因でもあるんです。
衝撃的な人気モデルの入荷本数
店員さんが選んでるとか、転売対策とか以前の問題として、「そもそもモノが本当にない」という客観的な事実があります。
ロレックスの時計って、その品質を保つために今でも職人さんの手作業に頼る部分がすごく多いんです。だから、世界中で人気が爆発しても、すぐに生産を増やすことができません。
ロレックス全体では年間100万本以上作っていると言われていますが、その多くはバリエーション豊富なデイトジャストなどのクラシックモデル。私たちが欲しいデイトナやサブマリーナみたいな人気モデルは、全体のほんの一部なんです。
とある試算データ(※)を見て、私はちょっと衝撃を受けました…
【参考】人気モデルの1店舗あたり月間推定入荷本数
- サブマリーナ デイト (126610LN): 約3.5本/月
- サブマリーナ (124060): 約1.6本/月
(※海外のデータを基にしたあくまで推定値です)
すごくないですか? あのサブマリーナですら、1ヶ月にたったの1〜4本くらいしかお店に入ってこない計算になります。
これじゃあ、お店に何十人、何百人ってお客さんが来たら、「在庫がない」としか言いようがないですよね。これが現実なんだなと痛感します。
異常な価格差が転売を招く
なんでこんなに人気モデルが少ないのに、欲しい人が殺到するのか。その最大の理由は、やっぱり「異常な価格差(プレミアム)」だと思います。
正規店で定価で買えた瞬間に、モデルによっては数百万円の利益が確定するって、普通じゃないですよね。純粋に欲しい人だけでなく、「投資」や「転売」目的の人が市場に大量に入ってくるのも当然かなと。
【参考】主要モデルの価格差(2025年時点・推定)
| モデル名 | 推定定価 | 二次流通相場(推定) | 価格差(プレミアム) |
|---|---|---|---|
| コスモグラフ デイトナ | 約235万円 | 約515万〜590万円 | + 約270万〜360万円 |
| GMTマスターII (ペプシ) | 約157万円 | 約237万〜307万円 | + 約80万〜150万円 |
| サブマリーナ デイト | 約157万円 | 約220万〜250万円 | + 約65万〜95万円 |
※価格は常に変動しており、あくまで目安です。正確な情報は専門の販売店などでご確認ください。
ロレックス本社もこの状況を見て、何度も定価を値上げしています。でも、不思議なことに、定価が上がると「ロレックスの価値がさらに上がった」と市場が判断して、中古価格もつられて上がってしまう…というループが起きています。
これじゃあ、いつまで経っても転売の旨味がなくならず、品薄は解決しないですよね。
免責事項
当サイトは、時計の投資や転売を推奨するものではありません。価格情報はあくまで市場分析のための参考値であり、その正確性や将来の価値を保証するものではありません。時計の購入は、ご自身の判断と責任において行ってください。
「ロレックス 在庫ない 嘘」への購入戦略
「在庫ないのは嘘だ!」と疑うだけでは、残念ながら時計は手に入りません。じゃあ、この厳しい状況の中で、どうすれば「選ばれる客」になれるんでしょうか? 私なりに考えた、これからの購入戦略を紹介します。
厳格化する日本の購入制限ルール
転売対策として導入された日本の「購入制限」ですが、これが年々厳しくなっています。
もともとはデイトナやサブマリーナみたいな一部の人気モデルだけが対象だったんですが、2024年12月からは「すべてのモデル」が対象になりました。
さらに2025年春からは、支払いが原則「本人確認書類と同一名義のクレジットカード」のみになり、現金一括での支払いが実質できなくなったようです。これは転売組織や代理購入を本気で排除しに来ている証拠ですね。
身分証提示と全店データ共有
この購入制限がなぜこんなに強力かというと、「全店舗でのデータ共有」がキモなんです。
購入時には、運転免許証やマイナンバーカードなどの「顔写真付き身分証明書」の提示が必須です。そして、誰が・いつ・どのモデルを買ったかという情報が、日本国内のすべての正規店(免税店除く)で即座に共有されます。
つまり、東京のお店で買った翌日に、大阪のお店で別モデルを買おうとしても、データベースで「この人は制限期間中です」とすぐにバレてしまうんです。これで、お店をハシゴする「買い回り」が物理的に不可能になりました。
現在の主な購入制限ルール(2025年時点)
- 全モデル対象: 購入は1人1点のみ
- 次回購入(他モデル): 購入後6ヶ月間は不可
- 次回購入(同一型番): 購入後1年間は不可
- 旧・人気モデル (デイトナ等): 上記より厳しい制限(他モデル1年、同一5年)が優先適用
- 必須事項: ①顔写真付き身分証 ②本人名義のクレカ決済
※ルールは変更される可能性があるため、必ず最新の情報を正規店でご確認ください。
ロレックスマラソンは意味がある?
「こんなにルールが厳しくて、データで管理されてるなら、何度もお店に通うロレックスマラソンって意味があるの?」って思いますよね。
私は、「意味はある」と思います。むしろ、今こそ地道な訪問が重要になっている気がします。
一度ふらっと行っただけで人気モデルが買える確率は、統計的に見てもほぼゼロです(月に入荷数本ですからね…)。
何度も足を運んでスタッフさんと顔見知りになり、「あの人はいつも熱心に通ってくれている」「本当に欲しいんだな」と顔と名前を覚えてもらうこと。この「訪問履歴」こそが、一見の転売目的の人と区別してもらうための、信頼関係の第一歩なんです。
店員との信頼関係を築く方法
最終的に、月に数本しか入らない希少な時計を「誰に売るか」を決めるのは、データベースではなく、現場の店員さんです。
じゃあ、どうすれば「この人になら売りたい」と思ってもらえるんでしょうか。私が大事だと思うポイントをまとめてみます。
① 欲しいモデルと「理由」を明確に
店員さんが一番警戒するのは、「何でもいいから在庫あるやつ」「価値が上がるのは?」という人。これはもう転売目的だと思われても仕方ないです。
そうじゃなくて、「この型番の、この文字盤が欲しい」「仕事で昇進した記念なんです」「趣味のダイビングで使いたくて」みたいに、具体的なモデルと熱意、自分の言葉で話せることがすごく大事です。
② 服装やマナーに「品格」を
高級ブランドのお店なので、Tシャツ・短パンよりは、少しキレイめな「清潔感のある服装」の方が印象は良いですよね。でも、それ以上に大事なのが「誠実な態度」です。
在庫がないからって不満そうな顔をしたり、高圧的な態度を取ったりするのは絶対NG。そういう人は「要注意人物」として覚えられて、二度とチャンスが来なくなる可能性もあります。
③ とにかく「マラソン」を継続する
やっぱりこれに尽きます。地道に通い続けて、「自分は転売屋じゃなく、本当に欲しいんです」という熱意を行動で示すこと。これが一番の近道かなと思います。
買いやすいモデル、デイトジャストの罠
「スポーツモデルがダメなら、まずは買いやすいモデルから…」と考えたとき、候補に挙がるのが「デイトジャスト」ですよね。
デイトジャストはサイズや文字盤のバリエーションがすごく多くて、ロレックスの中でも生産本数が多い基幹モデルです。スポーツモデルに人気が集中している分、比較的、正規店で出会える可能性が高いのは事実です。
以前は、「まずデイトジャストを買ってお店との関係を作り、その実績で本命のスポーツモデルを狙う」というのが王道の戦略でした。
新ルール下の「戦略的ジレンマ」
ところが、2024年12月の「全モデル対象」ルール変更で、この戦略が使いにくくなりました。
たとえ「買いやすいデイトジャスト」でも、それを買った瞬間に「全モデル対象」の購入制限(6ヶ月間、他のモデル購入不可)がスタートしてしまうんです。
もし本命がデイトナやサブマリーナなら、デイトジャストを買うことで、自ら6ヶ月間の「ペナルティ期間」を課すことになります。
これは悩ましいですよね…。まず1本手に入れるか、それとも購入履歴ゼロのまま、熱意だけで本命を狙い続けるか。自分の戦略をしっかり決める必要がありそうです。
「ロレックス 在庫ない 嘘」の先の新常識
ここまで見てきて、「ロレックス 在庫ない 嘘」という疑いの正体が、なんとなく見えてきた気がします。
正規店の「在庫がない」という一言は、単純な嘘ではありません。それは、「(一般客である)あなたに今すぐ販売できる在庫は、残念ながら存在しない」という、いくつかの複雑な真実が省略された言葉なんです。
「在庫がない」に凝縮された4つの真実
- ① 物理的真実: そもそも人気モデルは月に数本しか入荷しない。
- ② 経済的必然: 数百万円のプレミアムが転売目的の需要を過熱させている。
- ③ 防衛的戦略: 転売を防ぐため、信頼できる優良顧客に優先的に案内される。
- ④ 制度的障壁: 厳格な購入制限フィルターを通過しないと土俵に立てない。
今のロレックス購入は、もはや単なる「買い物」ではなくなっています。正規店の厳格な「審査」を通過し、店員さんと長期的な「信頼関係」を築いていくという、高度なプロセスに変わったんだなと。
「嘘だ!」と疑う気持ちもすごく分かりますが、この市場の構造とお店側の論理を理解することが、ロレックスマラソンを完走するための、新しい「常識」なんだと思います。
私も、この現実を受け入れて、地道にマラソン頑張ろうかなと思いました!