こんにちは。cele-bra.com、運営者の「リナ」です。
最近、ロレックスの購入を目指して店舗を回るのがバカバカしいと感じていませんか。
ゴールの見えないマラソンや店員さんの冷ややかな対応に疲れ果て、ふと我に返る瞬間があるのは私だけではないはずです。
かつては資産価値やステータスの象徴でしたが、度重なる値上げや購入制限によって、その魅力よりも精神的な負担が上回ってしまうこともありますよね。
この記事では、そんなモヤモヤした気持ちを抱えるあなたに向けて、今のロレックス市場の現状と、少し視点を変えた賢い時計の選び方についてお話しします。
- ロレックスマラソンが精神的にきついと感じる本当の理由
- 2025年の購入制限や値上げがもたらす市場の変化
- 「バカバカしい」と感じた後に選ぶべき賢い代替案
- ロレックスに執着しない新しい時計の楽しみ方
なぜ今ロレックスはバカバカしいと言われるのか
「たかが時計を買うだけなのに、なぜこれほど苦労しなければならないの?」そんなふうに感じている方は、決して少なくありません。かつては憧れの対象だったロレックスも、今や入手難易度と価格が常軌を逸しており、多くのファンが冷めた視線を送り始めています。ここでは、私たちがなぜこれほどまでに疲弊し、バカバカしいと感じてしまうのか、その背景にある構造的な問題を掘り下げてみます。
ゴールのないロレックスマラソンに疲れた人の本音
いわゆる「ロレックスマラソン」ですが、これ、本当につらいですよね。スポーツのマラソンなら42.195kmという明確なゴールがありますが、ロレックス探しにはゴールもなければ、地図もありません。
毎週のように貴重な休日を削り、交通費をかけて正規店に通い詰める。それでもショーケースには「展示専用」の札ばかり。この行為自体が、冷静に考えると人生の貴重な時間を浪費しているように思えてくるのは当然のことです。
多くのランナー(購入希望者)が感じているのは、「時計が欲しい」という純粋な気持ちよりも、「これだけ通ったんだから引き下がれない」というサンクコスト(埋没費用)の呪縛に近い感覚かもしれません。私の周りでも、「買えた時の喜びより、もう店に行かなくていいという解放感の方が大きかった」と語る人が本当に多いんです。努力が必ずしも報われないゲームに参加し続けるのは、精神衛生上、非常に過酷なことだと言えますね。
店員の塩対応と在庫確認が生む精神的ストレス
店舗でのコミュニケーションも、私たちを「バカバカしい」という感情にさせる大きな要因です。勇気を出して「在庫はありますか?」と聞いても、マニュアル通りの「あいにく切らしております」という返答。これが毎回続くと、自分が客として大切にされていないような、惨めな気持ちになってしまいます。
よくある心理的負担 店員さんの「また来たのか」という視線(被害妄想かもしれませんが…)や、バックヤードに確認しに行くものの「水飲んでるだけじゃないの?」という疑念。これらが積み重なると、自尊心が削られていきます。
数百万円を支払おうとしている顧客が、なぜか店員さんの顔色を伺い、卑屈にならなければならないという主客転倒した状況。これこそが、多くの人が離脱していく最大の理由ではないでしょうか。本来、お買い物は楽しいはずの体験なのに、これではまるで苦行ですよね。
2025年も正規店で買えない現実と購入制限の新ルール
さらに追い打ちをかけたのが、2024年末から2025年にかけて厳格化された購入制限ルールです。以前は特定モデルだけが制限対象でしたが、今は状況がガラリと変わってしまいました。
これまでは「デイトジャスト」などのクラシックモデルは比較的自由に買えたり、パートナーとのペアウォッチ購入も夢ではありませんでした。しかし、新ルールでは「全モデルが制限対象」になり、一度何かを購入すると、どのモデルであっても一定期間(6ヶ月)購入できなくなってしまったのです。
| 項目 | 旧ルール(〜2024/12) | 新ルール(2025年現在) |
|---|---|---|
| 制限対象 | 人気スポーツモデルのみ | 全モデル対象 |
| 次回購入まで | 対象外なら即購入可 | 一律6ヶ月間購入不可 |
| 支払方法 | 柔軟に対応 | 顔写真付き身分証+本人名義クレカ必須 |
これにより、「とりあえずデイトジャストを買って、次はサブマリーナーを狙おう」といった戦略も封じられました。「自分の好きなタイミングで、自分の好きなものが買えない」。この異常事態に直面し、多くの人が完全に心が折れ、「もういいや」と撤退を決意しているのが今のリアルな現状です。
度重なる値上げと高騰するオーバーホール維持費の衝撃
経済的な側面でも、「バカバカしさ」は加速しています。ここ数年、ロレックスの定価は上がり続けていますよね。例えばデイトナやサブマリーナーといった人気モデルは、数年前と比較して定価が約1.5倍〜1.7倍にも跳ね上がっています。
さらに見落としがちなのが、維持費(ランニングコスト)です。2025年に入り、オーバーホール(分解掃除)の基本料金や部品代も高騰しています。
維持費の目安 正規店でオーバーホールを頼むと、基本料金だけで10万円近くかかり、部品交換を含めると15〜20万円になることも珍しくありません。これはちょっとした車検並みの出費です。
「時計を維持するために働いているのか?」と自問自答したくなるレベルですよね。サラリーマンのボーナスが吹き飛ぶような維持費を考えると、実用時計としてのコストパフォーマンスは著しく低下していると言わざるを得ません。
成金やおじさんの時計というネガティブなイメージ
そして最後に、どうしても無視できないのが「イメージ」の問題です。ロレックス=成功者の証、という図式は確かにまだ残っていますが、一方で若い世代やファッションに敏感な層からは、少し違った見られ方をされ始めています。
SNSでの過剰な「開封の儀」や、転売益を自慢するような投稿の影響で、「ロレックス=成金アピール」「マウンティングの道具」というレッテルが貼られつつあるんです。また、ギラギラしたデザインは「おじさん臭い」「バブルの残り香がする」と敬遠されることも。
せっかく高いお金を出して買ったのに、周囲から「あ、あの人もドヤりたい系の人ね」と思われてしまうリスクがあるなんて、なんだか悲しいですよね。トレンドである「ノームコア(究極の普通)」や「スマートさ」とは対極にある存在になりつつあるのかもしれません。
ロレックスはバカバカしいと気づいた後の賢い選択肢
ここまでネガティブな話をしてきましたが、実は「ロレックスはバカバカしい」と気づくことは、決して悪いことではありません。むしろ、それは世間の常識やバイアスから解放され、自分にとって本当に価値のあるものを選べるようになる「チャンス」だと私は思います。ここからは、ロレックスマラソンを卒業した私たちが選ぶべき、賢くて豊かな選択肢について考えてみましょう。
マラソンをやめた瞬間に得られる自由と解放感
まずお伝えしたいのは、マラソンをやめた瞬間に得られる圧倒的な「解放感」です。これは経験した人にしか分からない快感かもしれません。
週末の朝、わざわざ早起きして店舗に並ぶ必要はありません。家族とゆっくり朝食をとったり、趣味の映画を見たり、本来の豊かな休日が戻ってきます。「今日は在庫あるかな…」という不安や、店員さんの態度に一喜一憂するストレスからも完全にサヨナラです。
「買えない」ことへの執着を手放すと、不思議と「なんであんなに必死だったんだろう?」と冷静になれるんですよね。時間という、お金では買えない最も貴重な資産を取り戻すこと。これこそが、マラソン撤退における最大のメリットだと私は確信しています。
ロレックス以外の選択肢ならオメガやグランドセイコー
「じゃあ、ロレックス以外のいい時計って何?」となりますよね。個人的に強く推したいのが、オメガ(OMEGA)とグランドセイコー(Grand Seiko)です。
例えばオメガの「シーマスター」シリーズ。ロレックスのサブマリーナーと比較しても、防水性能や精度は互角、あるいはそれ以上です。特に耐磁性能(磁気への強さ)に関してはオメガが圧倒的で、スマホやPCに囲まれた現代生活では非常に実用的です。それなのに、価格はロレックスの実勢価格の半分以下、しかも並ばずに買えるんです。
賢者の選択肢:グランドセイコー 「成金イメージ」を避けたいなら、日本のグランドセイコーが最適解です。特に「スプリングドライブ」の流れるような秒針の動きは美しく、海外の時計通からも絶賛されています。ビジネスシーンでも「真面目」「堅実」という好印象を与えてくれますよ。
ブランドネームだけにこだわらなければ、より高性能で、より美しく、より適正価格な時計はたくさんあることに気づきます。これらを選ぶことこそ、情報に踊らされない「通」な選択ではないでしょうか。
資産価値と転売のリスクが高まる2025年の市場
「でも、ロレックスは資産になるから…」と考えている方もいるかもしれません。しかし、2025年の市場環境において、その神話は崩れつつあります。
確かに一部の超人気モデルは依然として高値ですが、かつてのように「何を買っても定価以上で売れる」という時代は終わりを迎えました。世界的な金利の影響や需要の落ち着きにより、二次流通価格(買取価格)は調整局面に入っています。
さらに考慮すべきは以下のリスクです。
- 盗難・紛失リスク:「ロレックス狩り」などの治安悪化により、気軽に着けられない。
- 売却時のスプレッド:買取店も在庫リスクを恐れ、買取価格を渋る傾向にある。
「資産価値」を期待して買ったものの、売りたい時に思ったほどの値段がつかず、維持費だけがかさむ…なんてことになったら目も当てられません。時計は「投資」ではなく、あくまで「消費」として楽しむものだと割り切る方が健全です。
スマートウォッチや体験への投資という新しい価値観
視野をさらに広げると、「そもそも高級時計は必要か?」という問いに辿り着きます。機能面だけで見れば、Apple Watchなどのスマートウォッチの方が圧倒的に便利で正確です。健康管理もできて、通知も受け取れて、数万円で手に入る。Z世代を中心に「これで十分」という価値観が主流になるのも頷けます。
また、ロレックスに使う予定だった150万〜200万円という大金を、「体験」に投資するのも素晴らしい選択です。
予算200万円の使い道例 ・家族全員でハワイ旅行にビジネスクラスで行く ・S&P500などのインデックス投資に回して将来に備える ・オーダースーツや自己研鑽(スキルアップ)に使う
モノとしての時計はいつか傷ついたり壊れたりしますが、家族との思い出や身につけたスキルは、一生残る財産になります。「時計の奴隷」になるのではなく、自分の人生を豊かにするためにリソースを使う。そんな生き方の方が、今の時代には合っているのかもしれません。
まとめ:ロレックスはバカバカしいという直感を信じる
「ロレックス バカバカしい」という検索をして、この記事に辿り着いたあなたの直感は、決して間違っていません。それは、加熱しすぎたブームに対する正常な防衛本能であり、賢明な判断の表れだと思います。
もちろん、心からロレックスのデザインや歴史に惚れ込んでいるなら、それは素晴らしいことです。でも、もし「資産価値のため」や「周りが持っているから」という理由で苦行を続けているなら、一度立ち止まってみてください。
店員さんに媚びることなく、自分の好きな時計を、好きなタイミングで買う。あるいは、時計以外の素晴らしい体験にお金を使う。そうやって自分の人生の主導権を取り戻すことこそが、私たちにとって本当の意味での「ステータス」になるはずです。
※本記事の情報は執筆時点(2025年)の市場動向や個人的な見解に基づいています。価格やルールは変更される可能性があるため、正確な情報は必ず公式サイト等をご確認ください。また、投資判断や購入はご自身の責任において行ってくださいね。