こんにちは。cele-bra.com、運営者の「リナ」です。
セイコープレサージュに惹かれつつも、ネット上のダサいという検索候補や悪い評判を見て購入を迷っている方は多いのではないでしょうか。
特にカクテルタイムのような個性的なデザインは、ビジネスシーンで浮かないか、あるいは年齢層として自分に合っているのか心配になりますよね。
また、スイス製のティソや国内のオリエントスターといったライバルと比較してスペックが見劣りするのではないか、女性受けはどうなのかといった点も気になるところです。
この記事では、そんなプレサージュに関するネガティブな噂の真相を、実際のユーザーの声を交えて徹底的に検証していきます。
- ダサいと言われる主な原因であるベルトの質感やデザインの派手さについて理解できます
- 同価格帯のライバル機と比較した際の具体的なメリットとデメリットが分かります
- プレサージュの高級感を最大限に引き出すためのベルト交換テクニックを知ることができます
- ビジネスやデートなどTPOに合わせた失敗しないモデル選びとコーディネートが分かります
セイコープレサージュがダサいと言われる理由と評判
日本が誇る時計ブランドであるセイコーの中でも、機械式時計の入門機として人気の高いプレサージュ。しかし、検索窓に「ダサい」という言葉が出てくると、どうしても不安になってしまいますよね。ここでは、なぜそのようなネガティブな評価が生まれてしまうのか、その背景にある心理や具体的なスペックの問題点を深掘りしていきます。決して時計そのものが悪いわけではなく、選び方や合わせ方のミスマッチが原因であることが多いんですよ。
セイコープレサージュの評判が悪い原因を徹底分析
まず単刀直入にお伝えすると、「ダサい」という評価の多くは、デザインの好みというよりも「質感のギャップ」や「期待値とのズレ」から生じています。
リサーチを進めていくと、特に以下の3つのポイントでユーザーが「あれ？」と感じていることが分かりました。
ユーザーが不満を感じやすいポイント
- 過剰な光沢感：文字盤やベルトがキラキラしすぎていて、落ち着いたビジネスシーンでは「浮いている」ように見える。
- 一部パーツの安っぽさ：時計の顔である文字盤は非常に美しいのに、純正の革ベルトがビニールのように見えたり、風防がサファイアガラスでなかったりする点。
- 厚みによるシルエットの崩れ：機械式ムーブメントを搭載しているためケースに厚みがあり、シャツの袖口に引っかかってスマートに見えないこと。
つまり、プレサージュ自体が劣っているわけではなく、「高級時計のような品格」を求めて購入したものの、細部の仕様がそれに追いついていないと感じた時に、厳しめの評価が下されている印象ですね。
セイコープレサージュの年齢層はおじさん向けか
「セイコー＝おじさんの時計」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、プレサージュに関しては、実はかなり幅広い年齢層に支持されているのが現状です。
具体的には、20代後半から30代のビジネスマンが「初めての本格的な機械式時計」として選ぶケースと、50代以上の方が「日本製の安心感」を求めて選ぶケースの二極化が見られます。
ただし、デザインラインによってターゲットが明確に分かれています。
| シリーズ | 主な印象 | おすすめの年代 |
|---|---|---|
| カクテルタイム | 華やか、艶っぽい、モダン | 20代～30代（パーティーやデート向き） |
| プレステージライン（SARX等） | 落ち着き、堅実、高級感 | 30代～50代（ビジネス全般） |
| Style60's | レトロ、カジュアル | 全年代（オフの日やカジュアルスタイル） |
このように、モデル選びさえ間違えなければ「おじさん臭い」と言われることはまずありません。むしろ、若い方がSARX系のような落ち着いたモデルをつけていると、「堅実で信頼できる人」というポジティブな印象を与えられることが多いですよ。
派手なカクテルタイムはビジネスで恥ずかしいか
プレサージュの代名詞とも言える「カクテルタイム」シリーズ。放射状に広がる文字盤のギョーシェ彫りは本当に美しいのですが、これをビジネスで使うとなると意見が分かれます。
結論から言うと、「堅い職種では避けたほうが無難だが、オフィスカジュアルならOK」というのが現実的なラインです。
カクテルタイム特有のキラキラした文字盤や、光沢の強いパテントレザーのベルトは、蛍光灯の下ではかなり目立ちます。金融やお堅い営業職などで、相手に「誠実さ」や「地味さ」が求められる場面では、「遊び人」「派手好き」といった誤解を招くリスク（＝恥ずかしい思いをする可能性）がゼロではありません。
注意点：特にアイスブルー（Skydiving）やパープルなどのカラーダイヤルは、スーツの色合わせが難しく、悪目立ちしやすいので要注意です。
逆に、結婚式の二次会や夜のディナー、あるいはクリエイティブな職種であれば、その華やかさが「色気」としてプラスに働くでしょう。要はTPOの問題ですね。
ティソとセイコープレサージュの比較で見える劣勢
時計好きの間で必ずと言っていいほど比較対象に挙がるのが、スイスの老舗ブランド「Tissot（ティソ）」、特に「ジェントルマン」シリーズです。
正直なところ、スペック（機能性）だけで比較すると、ティソに軍配が上がることが多いです。これが「プレサージュはコスパが悪い＝ダサい」と言われてしまう一因になっています。
Tissot Gentleman Powermatic 80の強み
80時間のロングパワーリザーブに加え、シリコン製ヒゲゼンマイを採用しているため磁気に非常に強く、パソコンやスマホに囲まれた現代生活でも精度が狂いにくいという圧倒的な実用性があります。
対してプレサージュ（特にエントリーモデル）は、パワーリザーブが短かったり、風防がサファイアガラスではなく傷つきやすい「ハードレックス」だったりと、スペック厨の方からするとツッコミどころがあるのは事実。
しかし、プレサージュにはスペック表には現れない「文字盤の工芸的な美しさ」があります。ティソが「優秀な工業製品」だとしたら、プレサージュは「情緒ある工芸品」。どちらを重視するかで評価は180度変わります。
女性受けは最悪？セイコープレサージュのレディース評価
男性が気にする「女子ウケ」ですが、意外にもプレサージュの評判は悪くありません。むしろ、ゴツゴツしたダイバーズウォッチや、ステータスを主張しすぎる高級時計よりも好感度は高い傾向にあります。
女性は時計の複雑な機能や歴史よりも、「清潔感」や「シンプルさ」を見ています。
プレサージュの洗練された文字盤デザインは、知的でスマートな印象を与えます。ただし、ここでも問題になるのが「ベルト」です。テカテカした安っぽい革ベルトだと、「細かいところに気を使えない人」と見なされてしまうかも。
ベルトさえきちんとしたものに変えてあれば、「センスの良い時計をしている人」として、女性からの評価は上々ですよ。
セイコープレサージュがダサい評価を覆す魅力と対策
ここまでネガティブな意見にも触れてきましたが、プレサージュは決して「買ってはいけない時計」ではありません。むしろ、少しの手間と知識を加えるだけで、価格の数倍に見える「化ける」時計なんです。ここからは、プレサージュを最高にカッコよく使いこなすための具体的なテクニックをご紹介します。
安っぽいベルトを交換して劇的に印象を変える
プレサージュを購入したら、真っ先に検討してほしいのが「ベルトの交換」です。これは本当に声を大にして言いたい！
先ほどもお話しした通り、純正のパテントレザーベルト（特にカクテルタイム）は、どうしてもビニールのような質感に見えてしまいがちです。これが時計全体の高級感を下げている元凶と言っても過言ではありません。
そこで、社外製の良質なベルトに付け替えてみてください。
- Morellato（モレラート）やCassis（カシス）：5,000円〜1万円程度で、本物のアリゲーターや上質なカーフのベルトが手に入ります。
- マットな質感を選ぶ：光沢を抑えたマットなクロコ型押しなどを選ぶと、一気にクラシックで高級なドレスウォッチの顔になります。
- スエード素材：少しカジュアルダウンしたいなら、起毛感のあるスエードベルトも相性抜群です。
「時計、買い替えた？」と聞かれるくらい印象が変わりますし、自分だけのカスタムを楽しむという点でも愛着が湧きますよ。
プアマンズグランドセイコーと呼ばれるSARX055
プレサージュの中に、世界中のファンから「Baby Grand Seiko（ベイビー・グランドセイコー）」と称賛されているモデルがあるのをご存知でしょうか。それが「SARX055」です。
このモデルの文字盤は、グランドセイコーの名作「スノーフレーク」を彷彿とさせる和紙のような雪の質感が再現されています。しかも、ケースにはチタンが採用されており、軽量で金属アレルギーにも配慮されています。
SARX055が「賢い買い物」である理由
本家のグランドセイコーが70万円以上するのに対し、SARX055はその5分の1以下の価格で、極めて近い「日本の美意識」を堪能できます。「ダサい」どころか、時計を知っている人ほど「分かってるね」と唸るモデルです。
もしモデル選びで迷っているなら、このSARX系や、麻の葉紋様をあしらった「Sharp Edged Series」を検討してみてください。これらは間違いなく価格以上の価値があります。
スーツに合うセイコープレサージュの着こなし術
プレサージュをスーツスタイルでカッコよく着こなすための鉄則は、「引き算」のコーディネートです。
時計自体の文字盤に表情があるため、スーツやシャツはシンプルにまとめるのが正解。例えば、白のワイシャツにネイビーやグレーの無地のスーツ。そこに、チラリと見えるプレサージュの陰影ある文字盤がアクセントになります。
また、注意したいのが「袖口の処理」です。
プレサージュは少し厚みがある（11mm〜14mm程度）ため、袖口がタイトなシャツだと時計が引っかかってしまい、生地がもたついてしまいます。これが「ダサいシルエット」の原因になります。
オーダーシャツを作る際やシャツ選びの際には、左手のカフス周りを少し広めに設定する（時計をするスペースを確保する）のが、スマートに見せる上級テクニックですね。
オープンハートのデザインは本当に子供っぽいか
文字盤の一部をくり抜いて、中のムーブメントが見えるようにした「オープンハート」仕様。機械式時計の動きを楽しめる人気デザインですが、「中二病っぽい」「子供っぽい」という意見もチラホラ聞きます。
私の見解としては、「30代半ばまでなら全然アリ、それ以降はTPOを選ぶ」かなと思います。
オープンハートは視覚的な情報量が多く、どうしてもカジュアルで賑やかな印象になります。重厚な役職に就いている方や、厳粛なビジネスの場では、少し軽すぎる印象を与えるかもしれません。
ただ、機械式時計への入り口としては最高のデザインです。「チクチク動くテンプを眺めながらお酒を飲むのが至福」という方も多いですし、自分の満足度を優先して楽しむ分には何の問題もありません。
結論：セイコープレサージュはダサい時計ではない
ここまで詳しく見てきましたが、結論としてセイコープレサージュは決してダサい時計ではありません。むしろ、「日本の美意識を凝縮した、価格以上の価値を持つ芸術的な時計」です。
「ダサい」と言われる要因のほとんどは、ベルトの質感などの交換可能な部分や、TPOに合わないスタイリングによるものです。
- 純正ベルトが気に入らなければ、上質なレザーベルトに交換する。
- ビジネスで使うなら、派手さを抑えたSARX系やSharp Edged Seriesを選ぶ。
- 自分のライフスタイルに合ったモデルを見極める。
これさえ押さえておけば、プレサージュはあなたの腕元を飾る最高の相棒になってくれるはずです。周りのノイズに惑わされず、ぜひあなた自身が「美しい」と感じる一本を選んでくださいね。