ディプティックを代表する香水「フルールドゥポー」は、芸能人にも愛用者がいるほど人気ですが、実際のところどのような香りなのでしょうか。
購入を検討している方にとっては、男ウケの評判や、人によっては臭いと感じるのかどうか、気になるところです。
また、自分に合うか確かめるためのお試し方法、似てる香水との違い、香りをより楽しむための重ねづけのコツ、そして香りの持続時間まで、知りたい情報が多いと思います。
この記事では、フルールドゥポーがどんな香りなのか、その魅力を多角的に掘り下げて詳しく解説します。
- フルールドゥポーの香りの特徴と時間による変化
- 良い点・悪い点を含むリアルな口コミや評判
- 似ている香水との比較や効果的な使い方
- 購入前に香りを試すための具体的な方法
フルールドゥポーはどんな香り？基本情報を解説
- フルールドゥポーはディプティックの代表作
- トップからラストまでの香りの変化
- 気になるフルールドゥポーの持続時間
- フルールドゥポーは臭い？実際の口コミ
- フルールドゥポーのお試しはできる？
フルールドゥポーはディプティックの代表作
「フルール ドゥ ポー（Fleur de Peau）」は、1961年にフランスのパリで創業されたフレグランスブランド、diptyque（ディプティック）を代表する人気の香りです。
この香水は、ディプティックのオードトワレ誕生50周年を記念して2018年に発表されました。「フルール ドゥ ポー」とはフランス語で「肌の花」を意味し、その名の通り、まるで肌本来の香りのように自然で温かみのある香りが特徴です。
香りのインスピレーションの源は、ギリシャ神話に登場するプシュケとエロスの愛の物語。官能的でありながらも純粋な愛を表現するため、香りの中心にはムスクが選ばれました。肌と肌が触れ合うような親密さを、ムスクとアイリスの上品な香りで描き出しています。
豆知識：ディプティックとは？
ディプティックは、もともとインテリア雑貨のセレクトショップとしてスタートした異色の経歴を持つブランドです。創業者たちの芸術的な感性が反映されたオリジナリティあふれる香りと、洗練されたボトルデザインで、世界中の人々を魅了し続けています。
トップからラストまでの香りの変化
フルールドゥポーの香りは、時間と共にドラマティックに変化するのが大きな魅力です。ここでは、トップノートからラストノートまでの香りの移ろいを具体的に解説します。
トップノート：さりげなくスパイシーな第一印象
つけたてのトップノートは、ベルガモットの爽やかさに、アンジェリカのハーバルな香り、そしてピンクペッパーのスパイシーな刺激がアクセントとして加わります。主張しすぎない控えめな香り立ちで、これから花開く前の蕾のような、さりげない印象を与えます。この段階ではまだ香りが完全に開いておらず、肌の上で温められることで、次の香りへと繋がっていきます。
ミドルノート：パウダリーで上品なフローラル
肌に馴染んでくると、ミドルノートの主役であるアイリスとターキッシュローズの香りが花開きます。特にアイリスは、高級な石鹸を思わせるようなパウダリーでクリーミーな甘さが特徴です。純粋さと官能性を兼ね備えた、まさしく「肌の花」と呼ぶにふさわしい香りがこの段階で最も感じられます。
ラストノート：柔らかく心地よいムスクの余韻
最後のラストノートでは、この香水の核となるムスクがふんわりと香り立ちます。フルールドゥポーで使われているのは、アンブレットシードを原料とした植物性のムスクです。そのため、動物的な野性味は少なく、コットンのように柔らかく清潔感のある香りが特徴と言えるでしょう。アンバーグリスやサンダルウッドが加わることで、肌に溶け込むような温かみのある余韻を長く楽しむことができます。
気になるフルールドゥポーの持続時間
香水を選ぶ上で、香りの持続時間は重要なポイントです。フルールドゥポーは「オードパルファン」に分類され、香りの持続時間は比較的長いとされています。
一般的に、オードパルファンの持続時間は5時間から7時間程度が目安です。フルールドゥポーも例外ではなく、一度つけると長時間にわたって豊かな香りを楽しむことができるでしょう。朝つければ、夕方までふんわりとしたムスクの残り香を感じられるという口コミも多く見られます。
香りを長持ちさせるコツ
香りは、体温が高い場所や動きのある場所につけると効果的に香ります。手首や首筋、耳の後ろなどがおすすめです。また、肌が乾燥していると香りが飛びやすくなるため、無香料のボディクリームなどで保湿してからつけると、より長く香りを楽しめます。
ただし、香りの感じ方や持続時間には個人差があります。肌の質や体温、その日の気候などによっても変化するため、あくまで目安として捉えておくと良いでしょう。
フルールドゥポーは臭い？実際の口コミ
非常に人気が高いフルールドゥポーですが、中には「香りが合わなかった」「臭いと感じた」という意見も存在します。ここでは、良い口コミとそうでない口コミの両方を見ていきましょう。
気に入った人の口コミ
肯定的な意見として最も多いのは、「高級な石鹸のような清潔感のある香り」というものです。その他にも、以下のような声が見られました。
- 「ムスク系は苦手だったけれど、これは好きになれた」
- 「香水をつけている感じがなく、元から良い匂いの人のように香る」
- 「パウダリーで柔らかい香りに癒される」
このように、肌に馴染む自然な香りや、上品なパウダリー感を好む人から絶大な支持を得ていることが分かります。
合わなかった人の口コミ
一方で、香りが合わなかったという意見もあります。具体的には、以下のような感想が挙げられます。
- 「ムスクの香りがやっぱり苦手だった」
- 「思ったよりも香りが強く感じられた」
- 「石鹸の香りが強すぎて、少し古風に感じた」
購入前に知っておきたい注意点
フルールドゥポーは、つける人の肌や体温によって香りの印象が大きく変わる香水です。特にムスクやパウダリーな石鹸の香りがもともと苦手な方や、シトラス系のようなさっぱりした香りを好む方には、イメージと違うと感じられる可能性があります。
これらの口コミから、万人に受け入れられる香りというよりは、特定の香りの系統を好む人に深く愛されるタイプの香水であると言えそうです。
フルールドゥポーのお試しはできる？
「自分に合うか分からないのに、いきなりフルボトルを買うのは勇気がいる」と感じる方も多いのではないでしょうか。幸い、フルールドゥポーの香りをお試しする方法はいくつか存在します。
高価な香水だからこそ、購入前にしっかり自分の肌で試してみたいですよね。ここでは、代表的な2つの方法を紹介します。
1. ディプティックの店舗で試す
最も確実な方法は、百貨店などにあるディプティックのカウンターへ足を運ぶことです。専門のスタッフに相談しながら、実際に肌にのせて香りの変化を試すことができます。トップノートからラストノートまでの移ろいを自分の肌で体感することで、購入後のミスマッチを防ぐことが可能です。
2. 香りのサブスクリプションサービスを利用する
最近では、「カラリア」に代表されるような香水のサブスクリプションサービスが人気です。これらのサービスを利用すれば、月々定額で少量のアトマイザーに入った香水をお試しできます。店舗に行く時間がない方や、他の香水と比較しながらじっくり検討したい方におすすめの方法です。
2mlや4mlといった少量から試せるため、フルールドゥポーの香りを日常生活の中で気軽に体験できるのが大きなメリットと言えるでしょう。
フルールドゥポーの香りを様々な視点から深掘り
- フルールドゥポーを愛用する芸能人は誰？
- フルールドゥポーの男ウケの評判は？
- フルールドゥポーに似てる香水を紹介
- フルールドゥポーの重ねづけで香りを楽しむ
- まとめ：フルールドゥポーはどんな香りか
フルールドゥポーを愛用する芸能人は誰？
フルールドゥポーは、その洗練された香りから多くの芸能人や著名人にも愛用されています。公表されている情報によると、特に韓国のアイドルに愛用者が多いことで知られています。
具体的には、NU'ESTのミニョンさんや、AB6IXのデフィさんなどが愛用しているという情報があります。彼らが使用していることで、ファンの間で話題となり、さらに人気が高まりました。
憧れの芸能人と同じ香りを纏うと、気分も上がりますよね。性別を問わず愛される、ジェンダーレスな香りであることの証明とも言えます。
日本国内でもモデルやインフルエンサーの間で愛用者が多く、その人気の高さがうかがえます。ただし、香りの好みは非常に個人的なものであるため、あくまで参考情報として捉えるのが良いでしょう。
フルールドゥポーの男ウケの評判は？
「フルールドゥポーは男ウケが良い」という評判を耳にすることがよくあります。その理由は、この香りが持つ清潔感と自然な色気にあると考えられます。
香水特有のツンとした強い香りではなく、まるでお風呂上がりの石鹸のようにふんわりと香るため、男性からも好印象を持たれやすいのです。作り込まれたセクシーさではなく、肌本来の温もりが感じられるような親密な香りは、「元から良い香りがする人」という印象を与えます。
男ウケが良いとされる理由
- 清潔感がある：高級な石鹸や柔軟剤を思わせる、上品でクリーンな香り。
- 自然な香り：「香水をつけている」と分かりにくく、肌に馴染んで優しく香る。
- 程よい色気：官能的なムスクが、派手すぎない大人の色気を演出する。
もちろん、香りの好みは人それぞれですが、TPOを選ばない上品で清潔感のある香りは、多くの男性にとって心地よく感じられる可能性が高いと言えるでしょう。初対面の人と会う時や、恋人とのデートにもぴったりの香りです。
フルールドゥポーに似てる香水を紹介
「フルールドゥポーの香りが好きだけど、他の選択肢も知りたい」「もう少し手頃な価格で似た香水はないか」と感じる方もいるかもしれません。ここでは、フルールドゥポーと香りの系統が似ていると言われる香水をいくつか紹介します。
| ブランド | 香水名 | 似ているポイント | 香りの特徴 |
|---|---|---|---|
| サルヴァトーレ・フェラガモ | アモ フェラガモ パー レイ | パウダリーな清潔感 | ラズベリーや洋梨のフルーティーさに、マグノリアが加わった優しいシャンプーのような香り。 |
| クロエ | クロエ オードトワレ | 上品なフローラルとムスク | 洗い立てのリネンのようなコットンフラワーと、気品のあるローズが織りなすクラシカルで清潔感のある香り。 |
| モルトンブラウン | ピンクペッパー オードパルファン | スパイシーなアクセント | フルールドゥポーのトップに感じるピンクペッパーのスパイシーさが好きな人におすすめ。よりクールでユニセックスな印象。 |
これらの香水は、フルールドゥポーの持つ「パウダリー感」「清潔感」「スパイシーさ」といった側面をそれぞれ共有しています。全く同じ香りではありませんが、香水選びの参考にしてみるのも面白いでしょう。
フルールドゥポーの重ねづけで香りを楽しむ
フルールドゥポーは単体でも非常に完成された香りですが、他の香水と重ねづけ（レイヤリング）することで、さらに個性的で奥深い香りを楽しむことができます。
肌に馴染むスキンフレグランスとしての特性を持っているため、様々な香りと調和しやすいのが特徴です。特に相性が良いとされるのは、フローラル系やムスク系の香りです。
おすすめの重ねづけアイデア
- フローラル系をプラス：ディプティックの「オーローズ」など、ローズ系の香水を重ねると、フルールドゥポーのフローラル感が引き立ち、より華やかでフェミニンな印象になります。
- ウッディ系をプラス：同じくディプティックの「タムダオ」のようなサンダルウッドの香りを重ねると、落ち着きと深みが増し、よりユニセックスで知的な雰囲気を演出できます。
重ねづけのコツ
香りを重ねる際は、強く香るものを下半身に、軽く香るものを上半身につけるなど、つける場所を少しずらすとバランス良く香ります。また、フルールドゥポーをベースに、もう一方の香水を少量加えるようにすると失敗しにくいでしょう。自分だけのオリジナルの香りを見つけるのも、香水の楽しみ方の一つです。
重ねづけに挑戦することで、手持ちの香水の新たな魅力に気づくきっかけにもなります。
まとめ：フルールドゥポーはどんな香りか
この記事では、ディプティックの「フルール ドゥ ポー」がどんな香りなのか、その特徴から口コミ、似ている香水まで詳しく解説しました。最後に、記事の要点をまとめます。
- 「フルール ドゥ ポー」はフランス語で「肌の花」を意味する
- ディプティックの香水発売50周年を記念して誕生した香り
- ギリシャ神話のエロスとプシュケの愛の物語が着想源
- 香りの中心はコットンのように柔らかい植物性のムスク
- トップノートはピンクペッパーがアクセントの爽やかな香り
- ミドルノートはアイリスが主役のパウダリーで上品な香り
- ラストノートは肌に溶け込むような温かみのある余韻が続く
- 分類はオードパルファンで持続時間は5時間以上が目安
- 良い口コミでは「高級な石鹸の香り」「清潔感がある」との声が多い
- 一方でムスクやパウダリーな香りが苦手な人には合わない可能性もある
- NU'ESTのミニョンさんなど海外の芸能人にも愛用者がいる
- 清潔感と自然な色気から「男ウケが良い」と評判
- フェラガモやクロエの香水が似ている香りとして挙げられる
- フローラル系やウッディ系の香水との重ねづけもおすすめ
- 購入前には店舗や香りのサブスクでお試しするのが賢明